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搾取を狙う事件が数多く発生

不景気が続く中で、様々な種類の詐欺事件が多発している。

ニュース等でよく耳にするのは、身内を装おって高齢者からお金を騙し取る振り込め詐欺だが、保険金の搾取を狙う事件が数多く発生している。

保険金詐欺と言えば、高額の死亡保険金を狙う事件を連想する人が多いが、殺人という重大な行為を伴う犯罪であるため、実際の発生件数はあまり多くない。

その一方で、自動車保険や火災保険などの損害保険を狙う犯罪は、その事件性が希薄である分だけ抵抗が薄く、かなり多く発生している。

火事の場合は、近隣住宅に延焼する可能性があるし、場合によっては死人も出る。

また、自分自身の住む家がなくなってしまうというのは何かと支障がある。

現実的に一番発生件数が多くなっているのは、自動車保険に絡む保険金詐欺事件だ。

先程も述べた通り、生命保険金詐欺に比べると事件性が希薄であるため、なかなか犯罪の事実が表面化しにくいという特徴がある。

しかし、その特徴を逆手にとった悪質な犯罪が実際に多発している。

自動車保険の保険金を騙し取る手口には、様々な種類のものがある。

よくあるのは、車を隠して盗難を装い、盗難保険を請求する手口だ。また、わざわざ車同士の事故や人身事故を起こして、保険金を請求するという手口もある。

物損事故や人身事故の場合は、複数人で共謀する必要があるため、単独犯の場合には盗難保険を悪用するケースが多い。

盗難保険を請求するためには、必ず警察署に盗難届を提出しなくてはならない。後ろ暗い行為をするわけだから、警察との関わりはなるべく避けるようにしたいと考える人が少なくない。

そのため、誰かと共謀して人身事故や物損事故を装うケースが多くなっている。

自動車事故を起こした場合でも警察署への届出が必要になるのではないかと考える人が多いが、それは公道上で事故を起こした場合だ。

スーパーの駐車場など、私有地内で起こした事故の場合には、警察署への届出が義務付けられていない。

そのため、自動車保険金詐欺の場合、事故の発生場所が私有地になっているケースが大半だ。

本当に車を大破させるような事故を起こせば運転者も無傷では済まなくなるケースが多い。

また、保険金搾取目的で大怪我を負ってしまうのは割りに合わない。

実際には、医師や自動車修理業者、損害保険会社の営業マンなども共謀していることが多い。

だが、自動車保険金詐欺は、重大な犯罪だ。万が一有罪ということになれば、執行猶予はつかずに必ず実刑になる。